社長よりご挨拶

若園 清代表取締役社長
若園 清

当社は、1958年(昭和33年)7月に会社を設立、当時はまだ「スーパー」という商慣習が無い中、先進地を視察した帯広の経済人有志で立ち上げた道内初のセルフサービスの店「帯広フードセンター」が始まりであり、「挑戦」が当社の原点です。

以来地域の皆様に支えられ66年の歴史を刻み、地域密着型の食品スーパーマーケットとして、帯広地区10店舗、旭川地区7店舗、札幌地区8店舗の合計25店舗を展開しております。また、今年は当社が札幌商勢圏への初出店(八軒店)から21年となりました。

新たな「挑戦」として、これまでに経験したことの無い商業施設やマーケットへの出店を、2023年11月30日に、道都札幌の中心部の複合商業施設「ココノススキノ」内に「すすきの店」、2024年9月27日には株式会社イトーヨーカ堂帯広店の食品販売部門を継承した「稲田店」のオープン、2024年11月8日にはラピダス進出に伴い大きな発展が期待されている千歳市に「千歳店」をオープンしたほか、2025年春には株式会社イトーヨーカ堂アリオ札幌店の食品販売部門を継承した店舗のオープンを予定しております。

すすきの店 COCONO SUSUKINO 81(札幌市)
すすきの店(札幌市) ※COCONO SUSUKINO B2F
稲田店(帯広市)
稲田店(帯広市)
千歳店(千歳市)
千歳店(千歳市)

当社は、「お客様の毎日の食生活を豊かにするためのお手伝いをする」という、スーパーマーケットの社会的役割の実践を経営の基本としております。お客様の「普段の食生活の向上」をキーワードに商品の品質・鮮度の向上、品揃えの強化、接客サービスの向上等を重点目標とし、お客様の暮らしに欠かすことのできない地域密着の店づくりを進めてまいりました。

スーパーマーケット業界におきましては、物価の高止まり状況の長期化により、「節約志向」「選別志向」が一層強まることが見込まれます。また、企業間の競争が業種・業態を越えて更に激化することに加え、人件費や水道光熱費などの各種経費の更なる増加が見込まれるなど、経営環境は厳しい状況が続くものと予想されます。

このような状況の下、当社は、社是である「お客様の普段の食生活のお役に立つ」の精神に立ち返り、『普段の食生活を通じて、地域を笑顔に』を基本方針とする中期経営計画(2023年11月10日公表)に基づき、2年目である第71期に関しては、①コンプライアンスの徹底 ②出店戦略の推進 ③競合店対策、既存店の活性化、商品力・商品化技術強化 ④ガバナンス体制強化(業務改善、組織の活性化、人財確保と教育の実践) ⑤社会貢献を重点実施事項として、取り組んでまいります。

今後も先行き不透明な社会環境ではありますが、創業の原点に立ち返り、様々な課題に挑戦し、食品スーパーマーケットの「食のライフライン」としての社会的使命を果たしていく所存です。
皆様の引き続きのご支援・ご鞭撻を賜りますよう、心よりお願い申し上げます。

代表取締役社長 若園 清